安全衛生加工技術センターでは、テールゲートリフター特別教育の講習会を開催しています。受講資格、日時、会場、受講料等をご確認ください。
近年荷物の積み下ろしに関し、荷台後部に昇降装置=テールゲートリフター(以下「TGL」)を取り付けた貨物自動車などが急速に普及していますが、これに伴う労働災害も増加しており、以下のような問題点が指摘されています。
・TGLの関連する死傷災害は令和2年に330件発生。このうち4割以上が休業見込日数60日以上となっており、フォークリフトに起因する災害の休業日数割合4割弱を上回っている。また、死亡災害も毎年複数件発生。
・TGLに起因する災害の6割が不適切な取り扱いによるもの。その多くは、TGLに荷と作業員が一緒に乗って昇降している際に、荷の移動や転倒に伴い発生。
・TGLの構造や特性に起因するリスクに係る知識が不十分。
これに伴い労働安全衛生規則が一部改正され、荷役作業時における安全対策として「昇降設備の設置」「保護帽の着用」「テールゲートリフターの操作に係る特別教育」が義務付けられました。
このうち特別教育については、テールゲートリフターの操作の業務(荷役作業を伴うものに限る)に就かせる労働者に対し、特別教育の実施が事業者に義務付けられることとなりました。(令和6年2月1日施行)
※改正の概要(厚労省リーフレットPDF)
「トラックでの荷役作業時における安全対策が強化されます。」
テールゲートリフターの操作の業務(荷役作業を伴うものに限る)を行なう方
合計4時間(学科)
学科 | テールゲートリフターに関する知識 | 1時間 |
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テールゲートリフターによる作業に関する知識 | 2時間 | |
関係法令 | 1時間 |
※実技教育は、各事業所様で実施していただいております。
実技 | テールゲートリフターの操作の方法 | 2時間 |
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実技教育がありますので、作業着等の動きやすい服装でお願いします。
講習会スケジュールページからご確認をお願いいたします。
貨物自動車における荷役作業時の墜落・転落防止対策の充実に係る労働安全衛生規則の一部を改正する省令及び安全衛生特別教育規程の一部を改正する件の施行について
厚生労働省:令和5年3月28日 基発 0328 第5号
https://jsite.mhlw.go.jp/okayama-roudoukyoku/content/contents/001514073.pdf
貨物自動車の昇降設備の設置、保護帽の着用等に関する問答について
(労働安全衛生規則の一部を改正する省令(令和5年厚生労働省令第33号)関係問答)
厚生労働省:令和5年8月1日 事務連絡
https://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-64/hor1-64-29-1-0.htm
「トラックでの荷役作業時における安全対策が強化されます。」
厚生労働省:パンフレット(6ページ)
https://jsite.mhlw.go.jp/okayama-roudoukyoku/content/contents/001514082.pdf